特に運動をしなくても代謝が良い10代とは違い、30代を超えると本格的に健康意識、知識がないと不健康になってしまうリスクは誰にも潜んでいるもの。定期的に運動してバランスの取れた食事を取ることが、健康的な体・精神につながり、健康状態をよくするポイントになってきます。
30代を超えても昔と変わらないライフサイクルを送っている人は、日常生活に小さな変化を加えるだけで、健康状態が上向きに改善されるかもしれません。調子を上向きにする5つのポイントを紹介しますのでぜひお試しください。
軽い運動をしてみる
日常生活で家にいる時間が長いなら、軽い運動が調子を取り戻すきっかけになるかもしれません。
年齢とは反比例して代謝は下がる一方です。厚生労働省 健康づくりのための心身活動基準にもある通り、歳を重ねるごとに運動を生活の一部にしていくことがメンタルの調子をよくすることに繋がっていきます。
運動をすることが心身のリフレッシュとなり、それがストレスや、不安感、落ち込みが軽減されると言われてます。
運動をした後心地よく疲れているなら、きっと満足感を感じることができるはずです。疲れ過ぎては続かないので、軽く近所を散歩する程度から始めてみるといいでしょう。まずは体を動かすことで、気分が良くなることを感じてみましょう。
とにかく笑ってみる
大学時代に受けたCSの講義の時、某エアラインの現役客室乗務員の講師に聞いた、
「笑顔には共振作用がある」という言葉をふとした瞬間に思い返すことが多いのは、笑顔には相手を幸せな気持ちにするパワーがあるから。
自分が笑うと相手も笑うということだけど、自分が笑うことで相手も笑い、それを見るだけでなんだか幸せで穏やかな気持ちになるものです。
イライラっとした時も、笑ってみるとイラッとしていたことも、なんだかくだらないことのように感じることがあるかもしれません。つい、笑ってしまう番組やニコッと笑顔になれるドラマなどを見て気分を変えてみると、視界が変わるかもしれません。
上質な睡眠にこだわってみる
睡眠は体にとっても心にとってもバランスを保つためにとても重要です。イライラが原因で漢方外来に通っていた際に、イライラの原因の一つに睡眠不足があると教わりました。
イライラしてつい怒りっぽくなってしまう要因として、ホルモン分泌があげられます。睡眠不足になると交感神経が優位になり、アドレナリンなどホルモンの分泌を促します。アドレナリンは活動的にさせる役目がありますが、同時に攻撃性を高めてしまうため、怒りっぽくなってしまいイライラ状態になってしまうそうです。
イライラに効く漢方で抑肝散を処方してもらってましたが、睡眠を重視した生活に切り替えて、睡眠時間を8時間以上を目標にしてからはイライラが減りました。枕やマットを変えたり、睡眠ルーティンを作るなど睡眠の質を高めるということを意識してみてはいかがでしょうか。
糖質は摂りすぎずうまく取り入れる
糖質が敵のように扱われ、糖質は摂ってはいけないものと思っている人も少なくないかもしれません。
でも体を動かすエネルギー源となる「糖質」「脂質」「たんぱく質」は三大栄養素と言われています。糖質は生きる上では必要なものだから摂取しないといけません。
しかしながら、糖質に限らず摂り過ぎることは体に負担をかけてしまうことになるので、適量に抑えるということが必要になります。糖質制限が必要となぜ言われるかというと、普段意識せずに口にしている食事のあちらこちらに糖質が潜んでいるからなのです。
過去に妊娠糖尿病を経験して、強制的に糖質制限生活をしなければいけない状況になりました。その際に糖質や糖尿病について色々と調べましたが、口にしているもののほとんどに糖質が入っていて、食べるものが本当に少ないと思ったほどなので、普段何も考えずに食事をしているだけで糖質の過剰摂取になっている可能性は誰にでもあります。
適正な糖質量は1食20~40g、1日70~130gと言われています。まずは栄養表示を見て糖質摂取量を把握することが一歩。次に1食とまでは言わないものの、1日の摂取量目安を意識した食事を心がけると体への負担が減るので、気持ちも体も軽くなっていくでしょう。
知識を身につける
勉強を最後にしたのはいつか覚えてますか?
時代は進化しているのに自分の知識はアップデートしていないとなると、通説がおとぎばなしになっている可能性だってあります。
情報があふれている現代では、自分に合った信頼できる情報を選択することが必要になります。そのためには様々な情報源から、自分にぴったりの適切な情報を探して入手する力が必要になります。
ヘルスリテラシーを備えるということは、自分の体を正しく理解することにつながり、体調の変化にも気がつきやすくなります。これは自分だけでなく、周りにいる家族へも当てはまります。家族が健康でいるためにも知識のアップデートをするのをおすすめします。
緩やかに上向きに整えて
年齢とともに鈍くなっていると感じているなら、早めに自分に刺激を与えてみてくださいね。ただし、急激な変化は体にも心にもストレスを与えます。穏やかに過ごせる日々をイメージして、まずはできるところから、ゆるく、のんびり調子を整えていきましょう。