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片付けの心理的な効果とストレスレベルの低いの空間づくり

ミニマリストや断捨離という言葉が定着してきてきました。片付けが苦手という人も、掃除をしたり片付いている部屋を見るとなんだか気持ちがスッキリしたり、晴れやかな気持ちで過ごせた、なんて経験をしたことはないでしょうか。

頭の中が散らかって整理がつかない状況とき、家を見渡すと自分の頭の中のように散らかっている様子に驚いたことがあります。片付けをすると、頭の中もスッキリして心に余裕ができるようになります。

本記事では、片付けが心理的な側面に与える効果と、それを活かしたストレスゼロの空間づくりに焦点を当てていきます。

目次

物に囲まれた状態の心理

普段生活していると、物に囲まれた状態が当たり前のように感じられますが、その状態が心に与える影響は大きいものです。

物が多くて散らかっている環境では、集中力が低下しストレスを感じやすくなる傾向があります。一方で、整理整頓された環境では心が落ち着き、クリアな思考が可能になります。

また、物は感情や思い出が結びついていることもあり、そのアイテムを見るだけで過去の思い出がよみがってしまい、喜びや悲しみを感じることもあります。物に囲まれた状態を心地よいと感じる人もいますので、個人によって感じ方は異なりますが、自分の心の状態と物の関係を理解し、環境を整えることが大切です。

視界を開けた状態にすることを思考もクリアに

脳の特性として、耳から入ってくる情報よりも、目から入ってくる情報の方が処理をしやすいという「視覚優位」というものがあります。

脳は視覚刺激に敏感であり、整然とした環境では視覚情報が頭脳に伝わりやすくなります。その結果、脳内の情報処理がスムーズに行われ、思考の混乱や迷いが減少すると言えますので、視界がクリアになることは、日常生活においても重要です。

整理整頓された環境を保ち、視界をクリアにすることで、心に余裕が生まれて心理的な安定や集中力の向上、クリエイティブな思考の促進につながります

ストレスレベルの低い空間づくりのコツ

ストレスレベルの低い空間を作るためにのヒントはこのようなものがあります。

不要なものは即排除して、整理整頓を徹底する

簡単そうで難しいのが整理整頓です。まずは不要なものを全て捨てましょう。そして、不要になりそうだと感じるもの、例えば街中で配布されたチラシや、ポストに入っていたフリーペーパーなど、つい放置して溜めてしまいがちなものは置く前に捨てるように心がけましょう。

物の乱れや散らかりはストレスの原因になりますので、土曜日は不用品整理の日などスケジュールを組んで、不要なものを取り除いた空間を保つことを心がけましょう。

心地よいと感じるカラーを取り入れる

標識には黄色や赤が多く使われたり、壁紙がクリーム色や白糸が多いのは空間を広く感じさせる効果があるなど、色には心理に直接訴えかける効果があります。

心地よいと感じる色は人によって異なるかもしれませんが、色彩心理の観点では以下のような色がおすすめです。

グリーン系

緑や黄緑などのグリーン系は、自然にある色であることから、癒しや、穏やか、落ち着きという感情を引き出してくれると言われています。

疲れ目にも良いと言われ、植物や森林をイメージさせるので、安心感やリラックス効果が期待できる。深い緑色は、森林のような穏やかなイメージを連想し、黄緑色などの淡い緑色は、草原や芝生のような爽やかさを感じられます。

ブルー系

空や海を連想するブルー系は、地球の広い範囲に存在する色であり、多くの人から好まれやすい色です。青の心理的効果としては集中力を高めて作業効率をアップさせる、清潔感を感じさせる、落ち着きを与えるなどがあります。また、ブルーは体感温度を下げる効果があるので、冬は寒く感じる可能性がありますので注意が必要です。

オレンジ系

オレンジは、暖色系の中で最も温かみを感じられる色と言われています。明るい、陽気、楽しいなど、ポジティブな感情を引き出してくれます。どんなテイストにも合わせやすく使い勝手が良いので、アクセントカラーとしても活躍してくれる色です。温かみをプラスすることができるので、寒い冬に取り入れるのも効果的です。

自然光を取り入れる

自然光を浴びることで、セロトニンという神経伝達物質の分泌が促進されると言われています。セロトニンは気分を落ち着かせ、リラックス感や幸福感を高める効果がありと言われているため、自然光を浴びることで気分が良くなり、ストレスや不安を和らげることが期待できます。

カーテンやブラインドなどを上手に使って、日中は十分な自然光を取り入れ、明るく開放的な空間を作りましょう。

インテリアや家具に自然素材を取り入れる

自然素材の家具やインテリアを使用することで、心地よい空間を作り出します。木や竹、石などの自然素材は、その質感や温かみが心地よいと感じられます。これにより、空間全体が温かみを帯び、リラックスした雰囲気を醸し出すことができます。

心地よく感じる香りを楽しむ

アロマディフューザーなどを使って心地よい香りを楽しむことで、リラックス効果を高めることができます。ラベンダーやユーカリなどの香りはストレスを和らげる効果があります。

リラックス効果が期待できる香り

ラベンダーやカモミールなどの香りは、心が落ち着き、リラックス効果があると言われています。

ストレス軽減

ユーカリやミントなどの爽快感のある香りは、心身の緊張がほぐれ、ストレスを軽減し、リフレッシュ効果をもたら酢効果があると言われています。

無印良品のアロマストーンなら手軽に始められるので初心者にもおすすめ。

リラックスできる音楽や音を流す

クラシックは整った波長の音が含まれており、脳波をα波へと導くことなどから、リラックス状態になりやすくなるといわれています。クラシックに関わらず落ち着いたテンポの音楽や自然の音を耳にすることで、心身をリフレッシュさせることができます。耳に心地よい音を流すことで、ストレスを軽減していきましょう。

まとめ

物に囲まれていないと安心できない、でもモノが溢れてしまって頭が混乱状態になってしまい、思考力が低下してしまう、そんな日々に決別し、スッキリとした日常が送りましょう。まずはテーブルの上をまっさらにして爽快感を感じるところから、簡単にできるところから一歩踏み出してみましょう。

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この記事を書いた人

整理収納アドバイザー2級
ライフオーガナイザー2級

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