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こども部屋を整えるコツとアイディア

こども部屋がいつも散らかっている。何度片付けてと言っても片付かず、毎日イライラなんて経験はありませんか?

自分から片付けてくれて、毎日整頓された空間で過ごしてくれたら、ストレスが減りますよね。こどもが自ら進んで支度ができる機能的な空間にするために、整理整頓は必要不可欠です。毎日を過ごす部屋は、こどもの成長や活動内容に合わせて柔軟に変化していく必要があります。整理収納のコツと学んで、自分の部屋に愛着を持ってもらえるような空間づくりをしていきましょう。この記事では、こども部屋作りのコツとアイディアを紹介していきます。

目次

こどもが快適に過ごせる部屋づくりの重要性

こどもが快適に過ごせる部屋づくりは、安全面や健康面、心の成長に直接影響を与えるとても大切なことです。モノが多く地震で物が落下してくる危険性があるなら、安全ではありません。そして、ゴミが散らかったままの部屋では不潔で精神衛生上良くありません。清潔な部屋は病気の予防にもつながります

こどもが自分の部屋に愛着を持って快適に過ごせるということは、自己肯定感や自立心を育む上で重要です。自分の部屋で自由に遊んだり、自分の趣味に没頭したりすることは、自己表現や創造性を発揮する良い機会になります。親がこどもの部屋づくりに時間と労力をかけることは、こどもの成長を支援し、家族全体の幸福感を高めることにつながっていくため、重要な要素と言えます。

快適なこども部屋作りをするためコツとポイント

子供の成長に合わせた部屋づくり

片付けを勉強する幼児期、習慣づけが必要な学童期、そして自己表現をプラスしていくティーンエージャー期と、こどもの成長による能力、興味や行動パターンは大きく変化していきます。そのため、部屋を一度作ったら終わりではなく、家具の配置やインテリアなど成長に応じて変化させていくことが必要です。

幼児期の部屋は安全性を重視し、遊びと学習スペースを設けます。こどもの特性に合わせた楽しいインテリアやおもちゃ箱などを配置し、安心して遊びながら成長できる環境を整えましょう。

学童期に入ると学習がメインとなってくると同時に、趣味に費やす時間が増えるため、机や本棚などのしっかりとした学習スペースと趣味や習い事に関する収納スペースを確保する必要があります。

ティーンエイジャー期になると、プライバシーや自己表現の重要性が高まるため、個室もしくは仕切りを持たせた配置や、趣味や興味に合ったインテリアを取り入れることがポイントです。

収納スペースを最大活用する

こども部屋の収納スペースを最大活用するためには、いくつかの工夫が必要です。まず、クローゼットや押入れなどの収納スペースには、収納ボックスや引き出しを活用して、物をカテゴリー別に整理しましょう。また、壁面や天井を活用した収納を考えると空間を効果的に使えます。例えばフックを取り付けて、バッグや上着、帽子などを収納することができきます。さらに、折りたたみ式の家具や収納ボックスを利用して、洗濯物の一時置き場を作るなど、空間を最大限に活かして動きに合わせた収納スペースを設けましょう

こどもの動きに合わせた片付けやすい配置にする

実際に部屋を作っていく上で大切なことのは、こども自身の生活動線を理解し、使いやすく片付けやすい配置にしていくことです。動きに合わせるとはどんなことなのか、ポイントを押さえていきましょう。

  • 使用頻度や使いやすさを考慮した配置
    物をしまう場所は、使用頻度や使いやすさを考慮して決めます。頻繁に使うものは手の届きやすい場所に配置し、あまり使わないものは奥の方や高い場所に収納します。
  • 自由に動き回れる動線の確保
    家具や収納用品の配置によって、部屋の動線を確保します。部屋の中央には広いスペースを空け、こどもや家族が自由に動き回れるように家具などを設置します。
  • こどもの身長に合わせた配置にする
    自分で物を取り出したりしまったりできる高さに収納スペースを配置します。幼児期など高いところに手が届かない年齢の場合は床に近い位置に収納を設けることで、自己管理を学びながら片付けることができます。
  • 視覚的にわかりやすく色やラベルを活用して整理する
    特に幼児期から学童期は視覚的な要素の刺激を受けやすく、色や文字で場所を認識しやすいため、物をしまう場所には、ラベルや絵、写真を使って視覚的に整理すると効果的です。

おもちゃや趣味道具などを収納するコツ

幼児期のこどもに関しては、細かい分類はせずにざっくりとした収納を心掛けると片付けが苦になりにくいです。分け方はいろいろありますが、このような分け方もありますので参考にしてください。

幼児期に向いているおもちゃのカテゴリー

  • 使用頻度別 : よく使うもの/あまり使わないもの
  • カテゴリ別 : ぬいぐるみ/ブロック/紙(自由帳や折り紙、塗り絵)
  • 大きさ別  : 大きいサイズのおもちゃ/小さいサイズのおもちゃ
  • 素材別   : 木のおもちゃ/布など柔らかいおもちゃ/プラなど硬いおもちゃ

学童時やティーンエイジャー期では、年齢が上がるごとに細分化したカテゴリーを設けていくとモノの量を把握しやすくなります。年齢が上がるにつれ、本であれば本グループと思う人と、趣味の本は趣味のグループと分けた方がわかりやすいなど、判断が分かれてくる場合がありますので、個人に合った方法でカテゴライズしていきましょう。

こどもの安全を考慮した部屋づくり

安心して安全に過ごせる部屋づくりには、このようなポイントを押さえましょう。

  • 家具の固定など落下防止対策をする
    重い家具やラックなど落下や転倒した際に危険なアイテムは壁や床に固定します。地震が起きた際の被害防止のためにも、安全に設置しましょう。
  • 尖った角のあるものはなるべく避けるかカバーする
    テーブルや棚などの家具の尖った角は、カバーを取り付けて衝突時のケガを未然に防ぎましょう。柔らかい素材のカバーを使用すると、安全性が向上します。
  • コンセントやコードをカバーする
    電源タップやコンセントは、埃防止の観点からもカバーするようにしましょう。掃除が行き届かずに劣化して発火してしまうという事故も聞きますので、コードカバーや専用の収納ボックスなどを利用して、未然に防ぎましょう。
  • 窓の安全対策も忘れずに行いましょう
    小さいこどもであれば特に窓から落下しないよう、自ら開けられないようにロックを取り付けましょう。転落防止のために窓には柵やガードを設置し、子供の安全を確保します。
    ティーンエイジャー期の場合は外からの視線を遮るための、目隠しフィルムなども有効です。

部屋のインテリアやアクセントのポイント

こどもが居心地の良い部屋であれば、愛着を持って整理整頓したり、管理しようという気になってくれますので、親が全て決めてしまうのではなく、こどもの好きな要素をポイントとして入れていくと良いでしょう。

こどものモチベーションが上がるものを取り入れましょう

  • お気に入りのキャラクターや推しのポスター
  • 壁紙の一部を好きな色にDIY
  • 1箇所自分の好きなものを飾れるスペースを設置
  • こどもの写真や作品コーナーを設置

整理された部屋を保つコツ

毎日片づけなさいと言ったところで片付けないのがこどもです。片付けタイムだから一緒に片付けようね、と声がけをしてあげることで、習慣化するまで手伝ってあげましょう。年齢が上がっていくと、部屋に入らないでと言ってくる場合があります。片付けてないなと感じたら、友人を家に招きましょう。お友達から汚いと思われたくないと頑張って片づる場合が多いので効果的です。

まとめ

こどもの部屋を整えることの大切さや、部屋づくりのコツは掴めたでしょうか。大人もですが、整理整頓された部屋は、心理的な安定感や創造性を促進し、自己表現の場としても最適です。親子で一緒に部屋を整えることで、自己管理能力や責任感を育むことにもつながってきます。

家族のコミュニケーションや絆を深めるためにも、こどもの部屋づくりは重要な要素ですので、ぜひ親子で一緒に楽しみながら部屋を整え、快適で居心地の良い空間を作り上げていきましょう。

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この記事を書いた人

整理収納アドバイザー2級
ライフオーガナイザー2級

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